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使用済みのパルプモールドは回収されて、紙の原料として利用されます。 さまざまな紙がパルプモールドの工場に持ち込まれて、再びパルプモールドに生まれ変わっています。 鶏卵・青果物・テレビ・デジカメ・トナーカートリッジなどに使われたパルプモールドが製紙原料として問題なく使える証として、紙の原料としての強度試験を行っています。 結果は段ボール古紙とほぼ同等の値が得られています。
使用済みパルプモールドの製紙原料としての評価 |
試験項目 |
新聞古紙 |
段ボール古紙 |
パルプモールド |
注 |
比破裂強さ |
2.10 |
1.46 |
1.45 |
kPa・㎡/g |
比引裂強さ |
12.20 |
8.23 |
9.04 |
mN・㎡/g |
裂 断 長 |
3.91 |
2.79 |
2.72 |
km |
耐折強さ |
25 |
8 |
8 |
回 |
比圧縮強さ |
127 |
97.3 |
97.2 |
N・㎡/g |
灰 分 |
1,27 |
8.44 |
7.80 |
% |
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EUは使用済みの電気製品を埋め立てしても、土壌や地下水が汚染されないようにするため、06年7月以降、以下の6種類の物質を「有害物質」として使用禁止することになりました。 |
■使用禁止となる物質と主な用途 |
鉛 |
はんだ材料、プラスチック安定剤 |
水銀 |
スイッチ、センサー |
カドミウム |
リレー接点、プラスチック安定剤 |
六価クロム |
ネジ・銅板などのさび防止 |
ポリ臭化ビフェニール |
プリント基板、外装部品などのプラスチックの難燃剤 |
ポリ臭化ビフェニルエーテル |
同 |
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◆ |
日本の電気・精密機器メーカーは、これに対応して日本の国内や海外で販売する製品から鉛・水銀など有害な金属類や、溶剤に含まれる化学物質を排除するため、全世界で販売する商品や部品や素材での代替を進めています。 |
◆ |
当然、これら製品に使われる包装資材についても有害物質が含まれないことが要求されています。 |
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◆ |
当社は製品であるパルプモールドについて、定期的に特定有害物質に指定された金属類などの含有状況を試験して、ユーザーに報告しています。 |
◆ |
当社の製品および使用原料には、特定有害物質はほとんど含まれていません。 |
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■当社の製品及び使用原料における特定有害物質の含有試験結果(土壌含有量基準) |
特定有害物質の種類 |
製品 |
新聞古紙 |
段ボール古紙 |
基準値 |
単位 |
鉛及びその化合物 |
4.5 |
1未満 |
8.9 |
150以下 |
mg/kg |
水銀及びその化合物 |
0.45 |
0.46 |
0.42 |
15以下 |
mg/kg |
カドミウム及びその化合物 |
0.15 |
0.1未満 |
0.15 |
150以下 |
mg/kg |
六価クロム及びその化合物 |
1未満 |
1未満 |
1未満 |
250以下 |
mg/kg |
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